良いプレゼンテーションのための8項目
「良いプレゼンテーション」とは何かという問いに対する答えは簡単ではありません。
多種多様なプレゼンテーションがあり、それぞれに具体的な「良さ」が異なるからです。しかし、全てのプレゼンテーションについて共通する点は、「良いプレゼンテーションのために十分に時間をかけて準備すること」であります。
プレゼンをする上で大切な8点を示します。
1.設定された時間で終了する(聴衆を待たせずに開始し、また、短すぎず長すぎず終了する)
2.発表の場に即した服装や発表態度であること。
3.発表の声が、会場の隅々まで行き渡ること。
4.聴衆の方を見て、淀みなく説明できるもの。十分なリハーサルを行っているもの。
5.聞き手のレベルに合っているもの。専門家なのか、一般の人なのか、年齢層などに配慮。
→聞き手が専門家の場合には、専門用語などは説明しなくても聞き手が理解できるものとして発表することが出来る。しかし、聞き手が一般の人である場合、専門用語を使ってしまうと発表内容が分からず聞かれなくなってしまう。そのため、専門性の高い部分の説明は図などを用いて説明すると聞き手に理解されやすくなる。
6.視認性の良い発表資料であるもの。使用する字が適度に大きく、色がはっきりしているもの。会場の最後尾でもわかるもの。
→字が小さいと何の説明をしているのか分からない。スライドの背景が白の場合には黄色が見えずらいといった、色の組み合わせも重要である。パワポの字体は日本語がMSゴシック、英数字がTimes New Lomanにするのがオススメです。
7.次のような構成になっているもの
(ア)表紙:発表タイトルと所属、氏名(発表者、共同研究者とも)が明確に書かれているもの。
(イ)背景:発表する話題についての分かりやすい背景や、その重要性が示されているもの。
(ウ)目的:発表する話題が具体的にどんな目的についてなされたものか、明確にしめされているもの。
(エ)原理、試験方法、調査手法など:発表の内容を理解するのに必要かつ十分な原理や方法についての説明がなされているもの。
(オ):結果:実験や調査の結果を、分かりやすく明確に示されているもの。結果はグラフや図を用いて分かりやすく説明されているもの。
(カ)考察:結果から導かれること、そこから推測されること、異なる意見や解釈があることなど、全体を通して論理的かつ客観的な考察を示していること。
(キ)結論:考察などを通して到達した結論を簡潔かつ明確に示していること。背景や目的と整合性が取れていること。
(ク)引用、参考文献、謝辞:発表内で使用した引用や参考文献、関係への謝辞が含まれていること。
8.質疑応答が明確であること。質問されそうな箇所を事前に調査し、質問用のスライドを作成しておく。
以上の8点を抑えることが出来れば良いプレゼンテーションが出来るでしょう。
良いプレゼンテーションを目指して頑張りましょう‼️