英語の効果的な学習法9カ条
1.多読
読む力をつけるには、易しい英語で書かれた本をたくさん読むことが効果的です。この方法だと楽しみながら、しかも勉強した文法や単語を知らずのうちに復習することができます。もちろん、入試にも大いに役に立ちます。読む時のポイントとしては、まず細かいところは気にしないで、話の大筋をつかむことを心がけるようにしましょう!
2.音読
海外留学せずに英語の達人になった人が進める効果的な学習方法は、テキストを繰り返し声に出して読むというものです。新出語句や構文が身に付くほか、日本語に訳さずに英文を語順に従って理解できるようになり、話す力も付けることができます。音読のポイントとしては内容理解ができた英文を繰り返し音読することです。そのため、予習ではなく復習の時に行う方が効果的となっています。
、
3暗唱
英語をマスターするには、文法の参考書に載っているような基本例文の暗唱が不可欠です。その際、英文の意味確認→音読(英文を、見ながら音読→前から1~2語ずつ順に隠しながら音読)→暗唱(英文を見ないで声に出して言う)というような手順を踏んで行うと効果的です。2~3行程度のまとまりのある英文をそのまま暗唱してしまうのも効果的です。
4.単語の覚え方
効率よく単語を覚えるには、単語の文脈の中で覚えることが大切です。単語集で覚えるのは効率がよさそうですが、見たことのない単語をを文脈から切り離して覚えても記憶は長くは続かないでしょう。単語集は「テストから出る単語を覚えているかのチェックに使うようにしましょう。まずはテキストなどのまとまりある英文を②で紹介したように繰り返し音読をし、そこに出てきた単語を覚えるようにしましょう。
5.聴く力と話す力
まずラジオやテレビの英語番組、テープやCD教材を利用して、リスニングの練習をすることが大切です。また、それと並行して、CDなどの音声をペースメーカーにしてテキストを見ながら音読をしたり、テキストを見ないでCDなどから聞こえてくる英文をほぼ同時に話すシャド―イングの練習をしたりすることも効果的です。
6.速く読むようになるには
英文を読んで内容がわかれば英文を読むのが楽しくなり、英語力も伸びてきます。そのためには、⑤の復習段階で用いる方法と並行して、初めて読む英文を、録音された朗読をペースメーカーにして黙読し、内容を把握する練習をすると効果があります。こうすることで聴く力と速読力が上がり、1分間に180語くらい読めるようになるでしょう。
7.スキマ時間の活用
英語学習は、短時間でも集中をして行う方が効果的です。長文読解のように時間をかける必要がある分野もありますが、短文の暗唱や速読練習などは、1分~5分程度のスキマの時間を使う方が効果的です。例えば休み時間や通学・通勤時間に授業・参考書で出てきた単語・熟語を覚えるのには非常に効果的です。スキマの時間をいかに上手く使えるかが英語の学習成功のカギを握っていると過言ではありません。
8.話す力と書く力をつけるには
①~⑦の他に、誰かが書いた日本語を英語に直すのではなく、暗唱した英文の一部を変えて自分のことや自分の考えなどを話したり、書いたりすることも大切です。更にその後に関連ある文を1つ、2つと付け加える練習をすることも効果的です。そして、何より大切なことは間違いを恐れないことです。